人事の転職理由について、面接での伝え方もあわせて解説します!
私が人事のキャリアが長かったので、共感していただける部分は多いかなと思います。
今回、転職理由をご紹介しますが、今の会社に違和感があって、変えられる環境がないのであれば、自分が働く環境を変えるのが得策だと思います。
理由は、人事が何かを変えるには時間がかかるからです。従業員に変化を促す人事部が、変化を許容しない組織ではつんでいるからです。
これから、そんな内容を本音ベースで話しますので、ぜひ、参考になれば嬉しいです。
【この記事で伝えたいこと】
・人事が管理しかしないなら辞めるべき。
・スキルアップ・ポストが望めなければ辞めるべき。
・転職理由はきっかけの伝え方が重要です。
Contents
人事の転職理由一覧
先ずは、転職理由をつぶやきとして紹介します。
様々な悩みで転職をしている方はいますので、違和感があるなら早い段階で転職先を探すようにしましょう。理由は、人事はポストが少ないので、年齢が上がるほど、転職の難易度が上がるからです。環境の見極めは重要です。
【つぶやき】
・休日勤務と残業が多い。
・業務量と給与が見合わない。
・業務内容と給与が見合わない。
・昇給や昇格ができない。
・成果が認められない。
・経営陣と合わない。
・上司や職場に合わない。
・スキルアップできない。
・ポストがない。
・仕事に飽きる。
お金(年収・給与)
人事の年収や給与は、他の職種と比べれば、専門職なので高い傾向があります。しかし、業務内容や業務量を考慮すれば見合わないと感じることは多くあります。特に、戦略人事として経営的な視点を要求されることが多くなったので、余計安く感じる機会は増えると思います。同じ仕事なら、年収や福利厚生が良い企業を選ぶのは有りです!
評価の納得性
人事は成果が目に見えません。また、誰かの協力がないと業務を遂行できないので、個人成果をアピールすることは難しいです。そのため、比較的相対評価は低くなります。部門単位で考課調整をした後に、他部門含めて調整をすると、人事が狙い撃ちで下げられる機会が多いです。そんな人事が軽視される傾向にある会社は、早く辞めた方が良さそうです!
労働時間
サービス残業がまかり通る傾向があります。従業員へは働き方改革をお願いしていますが、業務範囲が広すぎるため、休日や残業をすることは比較的当たり前です。体調が悪くなるほど働いても、何も残りません。生産性を考慮する職場は世の中に多くあるので、環境を変えることは選択肢です!
スキルアップと業務内容
同じ業務を何年も担当しているとスキルアップに繋がりません。キャリアを重視していると言っても、配転をしない上司、異動を玉突きで考えている経営陣は危険です。良いように使われるだけになるからです。環境や人の扱いに違和感があれば、早く移ることをオススメします。
ポスト
過去の人事は新卒が重要視されていました。しかし、中途でポストを補充することが増えています。ポストの数と周りの人間を確認して見極めていくことが大切です。人事はポストにつかない限り、永遠とオペレーター的な業務を強いられます。ポストを見極めて適切なタイミングで移ることは大切です!
経営陣・上司と合わない
経営が変われば人事のあり方も変わります。それに馴染めないのであれば、馴染めそうな場所に行くべきです。また、人事の上司がダメだと会社自体も終わってると思います。理由は、そんなダメな上司が他部門の教育などに関わるからです。ダメな上司が伝道師となって、企業文化までおかしくなります。人は変えられませんが、働く環境は変えられますので、選択肢は広く捉えておくと良いでしょう!

転職理由の面接での伝え方
転職理由をご紹介しましたが、先ほどの内容をそのまま面接で伝えては自分勝手だと思われます。そのため、伝え方を工夫することが面接のカギになります。以下でポイントを解説します。
【面接での答え方】
・前向きな転職理由を答える。
・きっかけを含めストーリーを伝える。
前向きな転職理由を答える
転職理由は愚痴ではいけません。自分が面接官だとして愚痴の多い方と気持ちよく働けないですよね。そのため、たとえマイナスな理由が大きくても、それをそのまま伝えることはオススメしません。本音の建前化が重要です。
大抵のことは、職場が変わればリセットされます。そのため、こだわって伝えるべきは、自分の業務内容だと思います。何をしていくら貰えるかを軸に転職理由を伝えるかが重要だと思います。
【転職理由を前向きに捉える】
「お金」
→挑戦的な仕事や管理職になることで解決できます。
「評価の納得性」
→職場が変わればリセットできます。
「労働時間」
→職場が変わればリセットできます。
「スキルアップ」
→挑戦的な仕事を希望すれば解決できます。
「業務内容」
→挑戦的な仕事を希望すれば解決できます。
「ポスト」
→職場が変わればリセットできます。
「人間関係」
→職場が変わればリセットできます。
きっかけを含めストーリーを伝える
転職理由において、きっかけの把握は重要です。なぜ、転職理由の前には必ずきっかけや出来事があるからです。その内容を整理しておき、転職理由とのストーリーができているかを確認しておきましょう。参考で私の場合を紹介します。
【私のきっかけ】
①信頼できる上司ではなくなった。
②仕事内容が希望にそわなかった。
③尊敬できるメンバーが全員辞めた。
→これが本音ベースのきっかけですが、転職理由で業務内容にこだわりたかったので、仕事内容が希望にそわなかったことをきっかけにしました。
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転職理由の回答例
実際に私が転職で答えていた転職理由を紹介します。人事業務全般を経験し、ある程度人事が得意な状態での理由になるため、人事経験が浅い方は、言い方などは気をつけた方が良いと思います。
【転職理由の回答例】
私の転職理由は、「制度企画やタレントマネジメント」に業務をシフトしたいと考えたからです。現職では制度企画などの経験を積みました。しかし、既に一定の制度整備がされている中の部分的な変更がメインでした。ゼロから、システム検討含め参画できるような環境で働くことで更なるスキルアップをしたいと思っております。
ここから深掘りされる内容は、
何かそう思うきっかけがあったの? 現職でゼロからできる環境はないの?
きっかけは、人員不足で採用業務を主に任されたからです。採用業務は既に経験があり、タレントマネジメントとセットで担当できる余力があれば良いのですが、雑務に終われる日々となっています。挑戦的な業務をしようにも、業務が高負荷のため、戦略的に仕事ができる環境でないです。
そんな職場環境なのですね。
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まとめ
人事は転職をすると、「裏切り者」のレッテルを貼られます。しかし、そう思う方にはそう思わせておいて良いと思います!
最終的には、人事はコンサルタント的な位置付けになることが予想されます。
人事として生き残る戦略は、早急に人事業務全般の経験を積んで、経営的な視点を実戦で磨き、データを扱い、システムまで構築できるような人材になることだと思います。私は、人事を極めるためにも未経験からエンジニアになりました。新しく掛け算のキャリアを歩んでいます。
また、自分が正しいと思うなら、それは正しいと思いますので、ぜひ、現職でモヤモヤしてる方は外に目を向けることをオススメします。
