転職面接で『志望動機や志望理由』を聞かれた際の答え方と回答例を解説します。
志望動機や志望理由と言われると、
「何を答えれば良いのか・・」
「理由は特にないのだが・・」
「一番重要な質問な気がする・・」
など、思うのではないでしょうか?
私が転職活動で10社程度受けていた時は、あまり直接的に聞かれることはありませんでした。しかし、「何で、当社を知ったの?」、「何で、当社に興味を持ったの?」などの聞かれ方をすることは多かったので、対策は必要だと思います。
これから、転職面接で『志望動機や志望理由』を聞かれた際の答え方と回答例を紹介します。
【この記事で伝えたいこと】
・他社との比較や指向性を答える。
・企業研究をしっかり行う。
・志望動機はあっさり聞かれて終わる。
Contents
『志望動機・志望理由』が聞かれる理由

【志望動機や志望理由が聞かれる理由】
・当社の捉え方を確認している。
・あなたの指向性を確認している。
当社の捉え方を確認している
この質問の意図は、当社をどう捉えているか確認しています。「どんなイメージ」を当社に持って、「どんなことをしている企業かを調べているか」を確認しています。
「どんなイメージを持っているか」については、持たれているイメージのギャップを候補者に伝えないと、入社後ミスマッチが生じることになります。
「どんなことをしている企業かを調べているか」については、本当に当社にきてやりたいことがあるかを確認するために有効な質問になります。企業研究の深さを確認するためにも重要です。
このように、当社との向き合い方を確認する意図が、この質問にはあります。
あなたの指向性を確認している
この質問で、あなたの指向性を確認しています。何に興味を持って、何を当社で実現したいかを確認しています。志望動機や志望理由で主張することが、当社でできる環境にない場合は採用を見送ります。
この指向性は重要で、企業の方向性と個人が進みたい方向性が合っていることが求められます。方向性が合わない場合は、お互いが残念な結果になります。そうならないためにも、質問を通じて、指向性を確認してミスマッチを予防しています。
『志望動機・志望理由』の答え方

【志望動機や志望理由の答え方】
・他社との比較と指向性を答える。
・自己PRはしない。
・答えの根底にあるきっかけを考えておく。
他社との比較と指向性を答える
その企業でしかできないことを答えるようにしましょう。例えば、特定領域に特化している事業をしているのであれば、その内容を理由にしましょう。幅広く領域展開をしているのであれば、幅広く携われる機会があることを理由にしましょう。
重要なのは、「何で当社に興味を持ったか?」です。そこに答えられるように、企業研究を十分に行うことが大切です。
また、その内容には「あなたがこうありたい」という指向性を含めましょう。志望理由が、「特定領域に特化しているから」では弱いので、「○○の経験があり、それを活かして特定領域に特化している御社で活躍したい」という流れが理想でしょう。
自己PRはしない
志望動機で自己PRをしないようにしましょう。あくまで、志望動機は企業との方向性の確認です。「○○ができるので、御社を志望する」と言われても、他の企業でもできることだろうと面接官は思います。ここで聞いているのは、「当社の何に興味を持っているか」ですので、その点は注意しましょう。
答えの根底にあるきっかけを考えておく
あまり志望動機が深掘りされることはありませんが、根底となったきっかけは纏めておくようにしましょう。「○○に興味がある」と答える場合、根底にはその興味を持ったきっかけがあるからです。きっかけまで答えることで、あなたの価値観も伝えることができます。面接官はあなたのことを深く知りたいと考えていますので、重要な対策になります。
『志望動機・志望理由』の回答例

【志望動機や志望理由の回答例】
御社を志望した理由は、医療や金融機関の領域に強みがあるからです。システムのセキュリティ面などが重視される昨今に、金融機関や医療分野に強みをおいていることは高い技術力があると思えました。また、私自身、サービスを作れるだけでなく、セキュリティなどお客さんへの信頼も得られるようなエンジニアになりたいと考えていますので、御社でぜひ働きたいと考えました。
ここから深掘りされる内容は、
当社のことをどこで知りましたか?
御社のことは、転職エージェントの紹介で知りました。勉強不足ですみません。しかし、御社の事業などを調べていくうちに、私のやりたいことができると思いまして、今回応募させていただいております。
そうでしたか!ありがとうございます。
『志望動機・志望理由』を聞かれた際の注意点
志望動機と志望理由を聞かれた際の注意点は、「志望理由が会社のビジョンと合っていること」です。志望理由が会社の事業と関係ない場合や、明らかに見当違いなことを言っている場合は、採用を見送られることになります。
そのため、企業研究は重要になります。応募するからには、企業研究を念入りに行うようにしましょう。最低、ホームページで会社の歴史、会社の経営理念やスローガン、事業展開、社長のメッセージ、直近の財務情報や業界の市場感は確認しておきましょう。30分もあればこの内容は網羅できます。この企業研究ができるかできないかは、採用に直接的に影響しますので対策をしましょう。


まとめ
転職面接で『志望動機や志望理由』を聞かれた際の答え方と回答例を紹介しました。「志望動機」を直接的に聞かれることは少ないですが、「当社に、なぜ興味を持ったか?」などで聞かれることが多いです。ぜひ、対策をしっかり行って、面接に備えるようにしましょう。
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