皆さん、エージェント面談では、どのようなことが伺われると思いますか?
私も、どんな質問がされ、何が伺われるか不安だったのを覚えています。当時の私は、北陸地方に転勤していたため、電話面談でキャリアアドバイザー面談を実施しました。実施した感想ですが、「気負うものでも無かったな」という印象でした。これから、エージェント面談を控える方に対して、マイナビエージェントの電話面談対策と具体的に伺われた内容、必要な準備書類を解説します。また、電話面談と訪問面談のどちらが良いかも合わせて解説します。
【この記事で伝えたいこと】
・キャリアアドバイザー面談は電話で充分。
・キャリアの棚卸をしておく。
・転職で実現したいことを考えておく。
Contents
マイナビエージェントのサポート体制
本題に入る前に、エージェント面談の位置づけを確認します。全てに通じる考えですが、
全体像を俯瞰して、各論を見ていく姿勢
が大切です。特に、次にどのように繋がるかを意識しながら、全体像を確認すると良いでしょう。
マイナビエージェントのサポートは大きく分けて5段階です。以下で詳細な内容をご紹介します。それぞれがどのようなサポートなのかイメージしましょう。
【サポートステップ】
①キャリアカウンセリング(面談)
②求人紹介
③応募
④面接
⑤内定・入社
①キャリアカウンセリング(面談)
キャリアアドバイザーとの電話又は対面での面談となります。転職を考えたきっかけ、転職で実現したいこと、皆さんの経歴、強みの整理、今後の意向等を幅広く伺われます。
②求人紹介
キャリアカウンセリングを基に、企業紹介がされます。メールで求人票を頂き確認するパターンと、専用サイトの求人情報で確認するパターンがあります。原則、キャリアカウンセリングの結果が基となりますので、紹介される企業に違和感がある場合はエージェントと方向性の擦り合わせをするようにしましょう。自分の意向と沿わない企業を紹介されても、お互いの手間になるだけです。キャリアカウンセラーも、皆さんを転職させることが仕事ですので、嫌な態度をとることはありません。マッチングに向け協力してくれます。
③応募
応募書類の確認をしていただけます。特に、マイナビエージェントは、書類の確認について念入りに行っていただけます。通常のエージェントですと、一度作成した型を流用するのですが、相談すれば、企業毎に自己PRが上手く書けているか確認していただけます。少しでも書類通過率が高くなるように熱心にフォローしていただけるのは有難いです。
④面接
模擬面接が行われます。応募企業に合わせて、あなたのアピールすべきポイント(自己PR)がアドバイスされます。また、面接の日程調整に合わせ、企業情報の提供、メールや電話での直前のサポート等も受けられます。
⑤内定・入社
入社月の調整、年収、福利厚生等の条件交渉を代行していただけます。私が利用した際は、特別な違和感はなく、円滑に交渉を頂けたのを覚えています。
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キャリアアドバイザー面談の位置づけ
上述で確認いただいた通り、エージェント面談は、次の流れに大きく影響します。特に、エージェント面談の結果を基に、求人は紹介されます。上手く希望が伝えられない場合は見当違いな求人が紹介されることになりますので注意が必要です。
また、スキルやポテンシャルが低い、パーソナルティ的に不適合と判断されてしまうと、キャリアアドバイザーが企業に皆さんを推薦しなくなります。なぜなら、転職エージェントは求職者と企業がwin-winになることを目指しているからです。スキルの伴わない一方的な片想いは通じません。皆さんには、このようなことを念頭に入れておいていただきたいです。
キャリアアドバイザー面談までの流れ
さて、ここからが本題になりますが、キャリアアドバイザー面談までの詳細な流れをご紹介します。マイナビエージェントに登録しましたら、キャリアアドバイザーとの面談となります。サービス登録完了後、速やかにアシスタントから日程調整の連絡がきます。通常、電話での調整連絡がきますが、私は電話に応対できなかったため、メールで候補日を設定しました。電話に応対できれば、そこで日程調整がされます。日程調整が完了しましたら、いよいよキャリアアドバイザー面談です。
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エージェント面談前の事前準備
エージェント面談前の事前準備は大切です。事前準備は、キャリアアドバイザーから依頼される書類を仕上げるために、「転職で実現したいこと」、「キャリアの棚卸」を整理することです。この自己分析が無い限り、転職は上手くいかないと断言できますので、真剣に仕上げるようにしましょう。
【事前準備】
・転職で実現したいことを整理
・キャリアの棚卸
転職で実現したいことを整理
転職で実現したいことを整理しましょう。最終的な転職のゴールが、この整理した内容となります。私の場合、「人事制度企画を担うポジションで、新人事制度を企画、導入すること」が、転職で実現したいことでした。この転職で実現したいことを整理するために、私自身以下の質問を深堀しました。是非、皆さんも答えられるように深堀しておきましょう。
【深堀質問】
・自分は何者になりたいか?
・人生を通じて何を実現したいか?
・何をしている時が幸せか?
・何をしている時が好きか?
・何をするのが得意か?
・絶対にしたくないことは何か?
キャリアの棚卸
キャリアの棚卸をしましょう。キャリアの棚卸は、職務経歴書と履歴書を書くだけなら、大学時代から振り返れば良いと思います。しかし、折角、転職を考えた機会ですので、幼少期含め自分の「人生の軸」を探すことをおすすめします。この人生の軸が決まっている人は強いです。なぜなら、自分を知り尽くしているからです。転職で何を聞かれても根拠となるエピソードを含めて説明することが可能です。また、何か選択を迫られた際にブレません。一貫した回答が可能になります。是非、もう一度立ち返りたい方は、書籍含め紹介しますので参考にしてください。
【書類作成レベルの深堀質問】
・大学を選んだ理由
・大学の学部を選んだ理由
・大学の学科・専攻を選んだ理由
・大学で一番頑張ったこと
・大学で学び身につけたこと
・現職を選んだ理由
・現職の職務を選んだ理由
・現職で経験したこと
・現職で学び身につけたこと
・現職での挫折体験
・現職での成功体験
・現職で嬉しかったこと
・現職で悲しかったこと
・退職を決意したきっかけ
・退職理由
・転職を決意したきっかけ
・転職理由
【人生の軸を探すための質問】
人生の軸を探すためのヒントとなる書籍として、前田裕二さんの「メモの魔力」を紹介します。この書籍は、メモの仕方を解説する書籍だと思いきや、自己分析で人生の軸を見つけるためのヒントが書かれています。特に、圧倒的な熱量がキーワードになっており、自己分析のための1000問の質問が用意されています。私も実施してみましたが、4週間、合計100時間、ノート10冊、ボールペン3本を費やして、人生の軸を知ることができました。また、人生の軸を知ることで、自分の人生を取り戻すという覚悟も得られました。是非、皆さんも一読頂き、1000問の質問にチャレンジして頂きたいと思います!
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エージェント面談で必要になる準備書類
エージェント面談で必要になる書類は、事前にキャリアアドバイザーから連絡がきます。詳しくはエージェントに確認して頂きたいですが、私の場合は以下3種類の書類作成を求められました。履歴書と職務経歴書は作成ツールがありますので活用しましょう。仮にツールとの相性が悪いのであれば、他のエージェントのツールを使用しても良いでしょう。また、面接事前アンケートは結構な物量があります。私の場合、自己分析と転職で実現したいことを事前に行っていなかったため、かなりの時間を要したのを覚えています。
【準備書類】
・履歴書
・職務経歴書
・面談事前アンケート
エージェント面談で伺われる内容
エージェント面談で伺われる内容は、主に「転職の方向性」になります。転職で何を、いつまでに実現したいかを中心に伺われることになります。過去の経歴はあまり伺われなった印象です。おそらく、過去の経歴は面接対策で深堀できますので、求人紹介を念頭に置いているからだと考えられます。具体的に伺われた内容を以下に纏めましたので参考にしてください。私の場合、大体30分程度で終えた記憶があります。
【面談で伺われた内容】
・退職理由は何ですか?
・転職理由は何ですか?
・いつまでに転職をしたいですか?
・現職企業の不満は何ですか?
・転職で実現したいことは何ですか?
・現職を辞めることは可能ですか?
・面接のために年休を取得できる環境ですか?
・転職活動での悩みはありませんか?
・どのようなサポートを望んでいますか?
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エージェント面談での注意点
エージェント面談をする際の注意点を以下2点ご紹介します。必ず事前に読んで頂き、エージェント面談を実施するようにしてください。
エージェントへの「リスペクト」を忘れない
エージェントは使うものではありません。
エージェントは、
転職をサポートしてくれるパートナー
である意識を必ず持ちましょう。無料サービスだからと言って、転職エージェントに対して横暴な態度をとる方を多く見受けます。企業への推薦や様々なサポートを献身的に行っていただいている感謝の気持ちを忘れてはいけません。彼等の頑張りがなければ、求人探し、日程調整、条件交渉などを個人で行わなければならず、疲弊することは間違いありません。転職エージェントとは、信頼関係が築けるように「リスペクト」の気持ちを持つようにしましょう。
エージェントに流されない
エージェントの言うことを、全て鵜呑みにする方が多いです。特に、求人紹介においては、こだわりを持って自分を曲げない姿勢が大切です。なぜなら、実際に働くことになるのは皆さん自身だからです。転職エージェントは人材派遣のプロですが、実職務については皆さんの方がプロです。全てを知り尽くしているように見えますが、実際に働いている人の感覚値までは理解できていません。転職エージェントに流されないように注意しましょう。ここでもやはり意識していただきたいのが、「人生の軸」となります。
電話面談対策
ここで、電話面談に絞った対策をお話します。やはり、対面でエージェントと繋がれない分、コミュニケーションエラーが起こるリスクはあります。そこで、私が行った対策を是非参考にしてください。
【電話面談対策】
・確認したいことを事前に控えておく。
・スピーカーで話す。
・面談シートを具体的に仕上げておく。
確認したいことを事前に控えておく
先程も少し触れましたが、面談では転職の方向性について伺われます、そのため、確認したいこと、明らかにしておきたいことを、事前にノートに控えておきました。聞き忘れがないように纏めておくと安心もできますので、是非おすすめです。
スピーカーで話す
テクニックになりますが、片手をふさいだ状態でメモをとることは難しいです。会話に集中するためにも、スピーカーで話すようにしましょう。本番勝負が怖い方は友人とリハーサルすると良いかもしれません。
面談シートを具体的に仕上げておく
転職エージェントは面談シートを参考に質問をしてきます。そのため、エージェントの疑問点が少ないように、具体的な志望企業名、雰囲気含め、言語化しておくことをおすすめします。
電話面談と訪問面談のどちらが良いか?
勿論、訪問面談が可能であれば、訪問をおすすめします。しかし、個人的には電話面談でも大丈夫だと思っています。なぜなら、電話面談でも転職の方向性が伝われば、紹介される求人も日程調整も条件交渉も上手く進むからです。私の経験ですが、エージェントとの認識合わせが重要であって、手段はそこまで重要でないと思えました。エージェントと顔合わせができず、お礼などを直接言えないことは恐縮ですが、サポート自体の質が下がるとは到底思えませんでした。地理的な影響で訪問できずに悩む方もいると思いますが、そこは割り切っていただき、電話面談でもサポートは受けられますので、悲観することはないでしょう。
まとめ
エージェント面談は事前準備が重要です。自己分析をしていない場合は、転職エージェントに流されてしまうリスクがあります。自分の人生は自分で決めることを常に意識し、キャリアアドバイザーと面談を進めていきましょう。