転職フェアに初めて参加される方は、どんな準備をすれば良いか不安だと思います。どんな雰囲気で、どんな方が参加されるかなど、気になることは多いでしょう。これから、転職フェアに初めて参加される方向けに、転職フェアの参加準備として、持ち物や服装マナー、質問対策、参加入場料についてご紹介します。
【この記事で伝えたいこと】
・転職フェアに参加する目的を明確にする。
・転職フェアは、原則スーツで参加しよう。
・転職フェアでは好印象を意識しよう。
Contents
転職フェアとは
転職フェアは、採用担当者・現場社員と出会える貴重な場です。大規模なイベントですと数百社が集結し、一度では回り切れない程になります。各企業ブースが設けられ、会社紹介や個別面談が受けられます。また、付随した企画として講演会なども実施されることもあり、転職のお祭りのような位置づけになっています。ここで補足としては、新卒時の就職フェアと仕様が違うことが挙げられます。就職フェアは企業広報活動がメインでしたが、転職フェアは人材獲得までを行える内容となっています。そのため、個別面談では、皆さんが質問するだけでなく、企業側から経歴などを伺われることになります。就職活動時の受け身で説明を聞くだけのイベントではないことは注意が必要です。また、参加入場料は無料であり、参加すると特典があるなど、気軽に参加できるようになっています。
転職フェアの参加準備
転職フェアの参加準備についてご紹介します。転職フェアを有意義にするためにも、「参加目的を明確にすること」、「参加することで何を得たいか」を整理しましょう。
【転職フェアの参加準備】
・自己分析
・転職フェア参加の目的を明確にする。
・転職フェアで何を得たいか整理する。
・日程と場所の確認
自己分析
自己分析を無意味と言う方は多いですが、無意味と思う方はビジョンや自分の軸がしっかりしている人でしょう。大抵の方は、自分が何をしたいかを悩みながら働いている方が多いです。先ずは自己分析をして、転職における「自分の軸」を明確にしておくが大切です。この軸を決めておけば、全ての行動判断が即時できるようになります。逆に、決めておかないとブレてしまいますので注意が必要です。
そして、自己分析の方法として、前田裕二さんの「メモの魔力」は効果的です。著者は「人生の軸」を明確にすることを解説していて、タイトルからはあまり連想できないですが、自己分析の良書となっています。私も読破しましたが、これからの自分の在り方までを考えさせられる内容でした。是非、自己分析をして進むべき道を決めるために活用いただければと思います。
参加目的を明確にする
転職フェアに参加する目的を持つことは大切です。理由は、転職フェアは参加するだけで満足してしまうからです。表層だけを見て、それで分かった気になることが多いからです。転職フェアの参加目的は、「企業を多く知る」、「行きたい企業の雰囲気を知る」等、何でも大丈夫です。目的を明確にすること自体が重要です。そうすることで、「どのような転職フェアに参加するべきか、参加しないべきか」が明確になります。是非、何故、転職フェアに参加するかを考えておくようにしましょう。
何を得たいか整理する
転職フェアの参加目的と関連しますが、参加して何を得たいか、何を確認したいかを整理しておきましょう。例えば、「〇〇企業の新規事業は今後何を見据えているか」、「どんな方が多いか」「どんな仕事を入社後任せて頂けるか」など、何でも構いません。皆さんが、転職フェアに参加して得るべき最終ゴールを明確にすることが大切です。このように考えることで、情報のアンテナも高くなりますので、折角参加するのですから、意識だけは高く持つようにしましょう。最終的に参加後は、確認したかった内容について、纏められるようにしましょう。
日程と場所の確認
転職フェアは日本の各地で行われています。そのため、開催場所含め日程はしっかり確認しておきましょう。私は幕張メッセが頭から離れず、ビックサイトの転職フェアに遅刻しそうになった経験があります。思い込みは危険ですので、前日の日程確認は疎かにしないようにしましょう。
転職フェアの持ち物と服装
転職フェアの持ち物と服装をご紹介します。基本、普段会社に行く装いで問題ありません。そのためだけに、何かを用意する必要はないでしょう。
転職フェアの持ち物
・鞄(多くの資料を貰うため。)
・メモ
・筆記用具
・ノート
・スケジュール帳
・時計
転職フェアの服装
原則は、スーツが良いでしょう。基本、皆さんスーツで参加されます。ただし、転職セミナーに関しては内容によりますが、ビジネスカジュアル、私服で問題ないです。また、スーツは原則ですが、現職・前職が私服ならそれでも大丈夫です。以前、私服の会社に勤めており、スーツを持っていない方と出会ったことがあります。その方は、このためだけにスーツで参加することが普段の私を見せられないと思い、と正直にお話されていました。とても好印象に感じたことを覚えています。
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転職フェアでの質問対策
転職フェアでは、「質疑応答で伺う質問」と「企業担当者から伺われる質問」の2パターンがあります。それぞれの対策についてご紹介します。
質疑応答で伺う質問
質疑応答で伺う質問は、企業や講演者に伺う質問です。必ず「質問はありますか?」と伺われますので、その際に何でも構いませんので、質問ができる状態にしておきましょう。
【質疑応答で伺う質問の例】
・新規事業は今後何を見据えていますか?
・どんな方が働いていますか?
・どんな仕事を入社後任せて頂けるか?
・転勤や部署異動の頻度はどれくらいか?
企業担当者から伺われる質問
企業担当者から伺われる質問は、純粋な先方の興味からされる可能性が高いです。様々なことが聞かれますが、最低限、以下の内容については答えられる準備をしておきましょう。
【企業担当者から伺われる質問】
・今回、転職フェアに来た目的は何ですか?
・現職で何をされていますか?
・どんな仕事を希望していますか?
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転職フェアでのマナーと注意点
転職フェアではマナーを守ることが大切です。理由は、今後の選考を見据えると、企業側の方々が面接官になる可能性があるからです。とは言いつつ、そもそも論として、人間性は大切ですので、謙虚な態度は忘れないようにしましょう。
【転職フェアでのマナーと注意点】
・挨拶や反応はしっかり行う。
・悪立ちをしない行動を心掛ける。
・企業担当者へのリスペクトを忘れない。
挨拶や反応はしっかり行う
挨拶は当たり前ですが、聞いている姿勢も見せていきましょう。何かを伺われたら答えることや、共感した内容にうなずきを入れるだけでも、スピーカーは心地良いです。話しての立場も考えて動けると良いでしょう。
悪立ちをしない行動を心掛ける
転職イベントは、社会人同士の交流の場でもあります。見た目や態度には気をつけましょう。個性と悪目立ちは違います。個性は内発的な姿勢ですので、変に外見で自己アピールをしないようにしましょう。
企業担当者・講演者へのリスペクトを忘れない
スピーカーは貴重な時間を費やして壇上にいます。謙虚な姿勢で、つまらない場合は寝るなとは言えませんが、ある程度の節度を持って接するようにしましょう。
まとめ
転職フェアの参加準備は大切です。準備をするかしないかで、転職フェアの効果が違ってきます。特に、何を得たいかを明確に整理しておくことは大切です。多くの企業を見る分、それぞれを比較検討する際の指標なども整理しておくと良いでしょう。転職フェアに何の目的もなく参加しないように、是非、本記事を参考にして頂きたいです。