転職セミナーに初めて参加される方は、どんな服装で行けば良いかなど、分からないことが多く不安でしょう。結論、転職セミナーは、そんなに気負わなくても大丈夫です。大抵、スクール形式の講演のため、座って聞くだけで終わります。とは言っても、初めての方は不安だと思いますので、転職セミナーの参加準備として、持ち物や服装マナー、質問対策、参加入場料についてご紹介します。
【この記事で伝えたいこと】
・転職セミナーに参加する目的を明確にする。
・転職セミナーは、原則スーツで参加しよう。
・転職セミナーでは好印象を意識しよう。
Contents
転職セミナーとは
転職セミナーとは、転職エージェントが主催する面接対策、キャリア論、テーマ別講演会等のことです。転職活動に直結するセミナーから、仕事に関わる様々なテーマの講演が行われます。面接対策について考えますと、キャリアアドバイザーからは模擬面接で実践的な対策を受けることになりますが、転職セミナーでは大枠の概論等を学び、全体像と目的などを把握することになります。つまり、転職セミナーは抽象的な概念を学ぶ機会となります。そのため、必ず転職セミナーを受けて終わりにせず、実践までを経験することが重要になります。特に、テーマ講演を受講した場合、身近で何が実践できそうかを考え、それを試してみることが大切です。評論家で終えず、当事者として自分の武器に変えることをしましょう。
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転職セミナーの参加準備
転職セミナーの参加準備についてご紹介します。転職セミナーを有意義にするためにも、「参加目的を明確にすること」、「参加することで何を得たいか」を整理しましょう。特に、転職セミナーは参加すること自体にあまり意味がありません。時間の無駄にならないよう、参加する目的含め検討することが大切です。
【転職セミナーの参加準備】
・自己分析
・転職セミナー参加の目的を明確にする。
・転職セミナーで何を得たいか整理する。
・日程と場所の確認
自己分析
自己分析を無意味と言う方は多いですが、無意味と思う方はビジョンや自分の軸がしっかりしている人でしょう。大抵の方は、自分が何をしたいかを悩みながら働いている方が多いと思います。先ずは自己分析をして、転職における「自分の軸」を明確にしておくが大切です。この軸を決めておけば、全ての行動判断ができます。逆に、決めておかないとブレてしまうことは注意が必要です。
そして、自己分析の方法として、前田裕二さんの「メモの魔力」は効果的です。著者は「人生の軸」を明確にすることを解説していて、タイトルからはあまり連想できないですが、自己分析の良書となっています。私も読破しましたが、これからの自分の在り方までを考えさせられる内容でした。是非、自己分析をして進むべき道を決めるために活用いただければと思います。
参加目的を明確にする
転職セミナーに参加する目的を持つことは大切です。理由は、転職セミナーは参加するだけで満足してしまうからです。表層だけを見て、それで分かった気になることが多いからです。転職セミナーの参加目的は、「興味があったから」、「〇〇なテーマの知見を得る」等、何でも大丈夫ですが、必ず参加目的を先ずは定めましょう。そうすることで、「どのような転職セミナーに参加するか、参加しないか」が明確になります。是非、何故、転職セミナーに参加するかを考えておくようにしましょう。
何を得たいか整理する
転職セミナーの参加目的と関連しますが、参加して何を得たいか、何を確認したいかを整理しておきましょう。例えば、「講演テーマ関連のおすすめ図書は何か」、「仕事にどのように活かせる」かなど、何でも構いません。皆さんが、転職セミナーに参加して得るべき最終ゴールを明確にすることが大切です。このように考えることで、情報のアンテナも高くなりますので、折角参加するのですから、意識だけは高く持ちましょう。
日程と場所の確認
転職セミナーは日本の各地で行われています。そのため、開催場所含め日程はしっかり確認しておきましょう。開催場所の勘違いは危険ですので、前日の日程確認は疎かにしないようにしましょう。
転職セミナーの持ち物と服装
転職セミナーの持ち物と服装をご紹介します。基本、普段会社に行く装いで問題ありません。そのためだけに、何かを用意する必要はないでしょう。
転職セミナーの持ち物
・鞄(多くの資料を貰うため。)
・メモ
・筆記用具
・ノート
・スケジュール帳
・時計
・名刺
転職セミナーの服装
原則は、スーツが良いでしょう。基本、皆さんスーツで参加されます。ただし、講演内容により、ビジネスカジュアル、私服でも問題ないでしょう。周りと浮くのが嫌な場合は、無難なスーツで参加することをおすすめします。
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転職セミナーでの質問対策
転職セミナーでは、「質疑応答で伺う質問」と「講演者から伺われる質問」の2パターンがあります。それぞれの対策についてご紹介します。
質疑応答で伺う質問
質疑応答で伺う質問は、企業や講演者に伺う質問です。必ず「質問はありますか?」と伺われますので、その際に何でも構いませんので、質問ができる状態にしておきましょう。
【質疑応答で伺う質問の例】
・講演テーマ関連のおすすめ図書は何かありますか?
・〇〇の内容についてもう少し説明頂けませんか?
・今後の〇〇について、方向性を教えてください。
講演者から伺われる質問
講演者から伺われる質問は、純粋な先方の興味からされる可能性が高いです。様々なことが聞かれますが、最低限、以下の内容については答えられる準備をしておきましょう。
【講演者から伺われる質問】
・今回、転職セミナーに来た目的は何ですか?
・現職で何をされていますか?
・どんな仕事を希望していますか?
・〇〇についてご存知でしたか?
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転職セミナーでのマナーと注意点
転職セミナーではマナーを守ることが大切です。理由は、今後の選考を見据えると、企業側の方々が面接官になる可能性があるからです。とは言いつつ、そもそも論として、人間性は大切ですので、謙虚な態度は忘れないようにしましょう。
【転職イベントでのマナーと注意点】
・挨拶や反応はしっかり行う。
・悪立ちをしない行動を心掛ける。
・企業担当者・講演者へのリスペクトを忘れない。
挨拶や反応はしっかり行う
挨拶は当たり前ですが、聞いている姿勢も見せていきましょう。何かを伺われたら答えることや、共感した内容にうなずきを入れるだけでも、スピーカーは心地良いです。話しての立場も考えて動けると良いでしょう。
悪立ちをしない行動を心掛ける
転職セミナーは、社会人同士の交流の場でもあります。見た目や態度には気をつけましょう。個性と悪目立ちは違います。個性は内発的な姿勢ですので、変に外見で自己アピールをしないようにしましょう。
講演者へのリスペクトを忘れない
スピーカーは貴重な時間を費やして壇上にいます。謙虚な姿勢で、つまらない場合は寝るなとは言えませんが、ある程度の節度を持って接するようにしましょう。
まとめ
転職セミナーの参加準備は大切です。準備をするかしないかで、転職セミナーの効果が違ってきます。目的意識を持ってしっかり準備するようにしましょう。逆に、そこまで準備をしたくないのであれば、参加する必要はないでしょう。転職活動において、転職セミナーの位置づけは高くありません。何を重視するかを明確にするためにも、本記事を参考にして頂けると幸いです。